同じマシン・同じパワーユニット。2人の差が容赦なく浮かび上がるチームメイトバトル。過酷な闘いは様々な人間ドラマを歴史に刻んできた。F1史上最も激しい火花を散らしたのはアイルトン・セナ、アラン・プロスト。1988年、マクラーレン・ホンダでチームメイトとなり当初は認め合っていた2人だが熾烈なチャンピオン争いを繰り広げるうちに緊張感へ変わっていった。チャンピオンが決まる日本グランプリ。優勝すれば初のドライバーズチャンピオンとなるセナ。スタートでエンジンがストール寸前となり14位まで転落するも怒涛の追い上げを見せた。そして奇跡の逆転優勝。セナが王者となり初の栄冠を手にした。だがチームで明暗が分かれた結果、2人の関係は修復不可能な領域へ。翌年もマクラーレン・ホンダが圧倒し、2人でチャンピオンシップを争うことに。ゼナがチャンピオンを獲得するには優勝が絶対条件。一方のプロストはセナの優勝を阻止すればタイトルが決まる状況にあった。まさかの同士討ち。その結果、プロストのチャンピオンが決定した。翌年、プロストはフェラーリへ移籍したが、またしても接触。2人の確執が終わることはなかった。「F1でチームメイトになったらすごいね」と語り合っていたルイス・ハミルトン、ニコ・ロズベルグ。2人はカート時代からの大親友だった。ロズベルグは2006年、ハミルトンは2007年にF1デビュー。ロズベルグが初の表彰台にたった日には抱き合いながら喜びを分かち合った。2013年、マクラーレン・メルセデスはM.シューマッハの後継者にハミルトンを起用し2人はチームメイトとなり夢が現実に。最強タッグと思われたが2014年のベルギーグランプリで2人の関係に亀裂が入る出来事が。
