今夜、米国大統領選挙の投票開始。最終盤になりハリス副大統領の勢いが持ち直している印象。ハリス氏は激戦州7州のうち北の3州(ペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシン)をとれば勝利することができる。今日、ハリス氏はペンシルベニアで複数の遊説を行う予定でレディー・ガガも応援に駆け付ける。トランプ氏は安定した戦いをしていたが最終盤の1週間は良くないニュースが相次いだ。トランプ陣営の集会で前座を務めたコメディアンが「プエルトリコはゴミの島」と発言しペンシルベニア州のプエルトリコ系住民の反発を生み、トランプ氏は自身に批判的な共和党元議員に対し「銃の標的にしてみよう」と発言。こうした過激な言動は無党派層や女性の支持拡大にマイナスに働きかねない。ニューヨーク・タイムズの最新世論調査によると「最近になってようやく投票先を決めた」人が約8%で、内訳はハリス支持55%、トランプ氏支持44%。今回の選挙は人種や年齢に関わらず、男性はトランプ氏、女性はハリス氏を支持する傾向が鮮明。女性の方が投票に積極的との見方もあり、投票率が上がればハリス氏有利との指摘もある。