ドジャースかヤンキースか。メジャーリーグの頂点を決めるワールドシリーズがきのう開幕した。ヤンキースのジャッジと大谷翔平といえば、アリーグのエンゼルスに所属していた当時、大谷とジャッジの熾烈なホームラン王争い。一昨年、前の年に最後までMVPを争った2人はこの年もバチバチだった。ジャッジは62本のホームランを放ち、アリーグのシーズン最多ホームラン記録を61年ぶりに更新するなどメジャーの歴史を塗り替え、この年のシーズンMVPに輝いた。今シーズン共に、ホームラン王を獲得している大谷とジャッジ。ワールドシリーズで、この2人のホームラン争いにも目が離せない。球場の外でも両チームのファンによる大谷とジャッジのホームラン王争いが再び過熱していた。球場のショップではワールドシリーズならではのグッズがずらり。ドジャースファンはすでにワールドシリーズを制したかのようにチャンピオンリングと記念撮影。音楽隊の生演奏も出現するなど応援にも熱が入る。第1戦:ヤンキース3−6ドジャース。大谷の初ヒットはフェンス直撃のツーベース。更に、守備に連係のミスが生まれた隙に大谷は3塁に到達する。Mベッツが大谷が戻ってくるには十分な一打を打った。試合は延長戦に突入し、ヤンキースに1点を勝ち越されたドジャース。フリーマンがワールドシリーズ初のサヨナラ満塁ホームラン。ドジャースが逆転勝利した。劇的な勝利にスタジアムはお祭り騒ぎに。大谷もグラウンドに飛び出して喜んでいた。元メジャーリーガーとしてエンゼルス、マリナーズで活躍した長谷川滋利さんはドジャース勝利の要因を「大谷に集中しすぎたのがヤンキースの敗因になった」と分析した。