日本生命NY投資現地法人・尾木将士の解説。7日のニューヨーク株式市場は下落。各国との関税交渉の期限を控える中、日本と韓国への25%の追加関税の方針が示されているなど、不透明感が根強い。先週発表された経済指標は全般に良好だった。市場予想からの上振れ下振れを計測するサプライズ指数をみても、良好な数字が出ている。米国株は非常に割高な状態にある。6月のISM製造業景気指数の回答者のコメントの中では、関税交渉の不確実を受けて「大規模な設備投資を控えている」「受注が崩壊」。キャタピラーや3Mといった企業の見通しについては、幅広い業種の需要をタイムリーに反映することから注目している。
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