埼玉・川口市近くの公園はきらびやかな衣装を身にまとう人であふれた。クルド人が新年を祝う祭り「ネウロズ」。チョーラクさんたちのグループが主催した。公園の管理団体に強い抗議の電話もあり、一時は開催が危ぶまれたという。この日も男が抗議のため公園にやってきた。一方で、踊りの輪には多くの日本人が加わった。クルド人にとって年に一度の晴れ舞台。2歳のとき来日した仮放免の少女が「全員に楽しんでもらえるようなお祭りになっている」と呼びかけた。開催をサポートした支援団体・温井立央代表は「クルド人と直接向き合うことが理解につながる」と考えている。手を取り合った川口のクルド人と日本人。共に生きる道は。