南アフリカの総選挙でアパルトヘイト(人種隔離政策)の撤廃以降、30年にわたって政権を維持してきた与党・ANC(アフリカ民族会議)が、議会で初めて過半数を割り込んだ。ANCはネルソンマンデラ氏が黒人初の大統領となって以降、多くの国民の支持を集めてきたが、汚職のまん延や経済の低迷などに国民の不満が高まっていた。今後は連立政権の樹立に向けた交渉が始まることになり、安定的な政権を作ることができるかが焦点。
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