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「ノクターン」 のテレビ露出情報

ショパンコンクールはワルシャワで開かれる。9月下旬、コンクールが始まる4日前、ピアニストたちの戦いはすでに始まっていた。ピアニストたちは本番に使用するピアノを5つのメーカーから選べる。弾き比べができるのは15分。今回のコンクールには過去最多642名の応募があった。厳正な事前審査を経て選ばれたのは20か国84名の精鋭たち。4段階の厳しい選考を経て入賞者が決まる。10月3日、1次予選が始まる。審査は25点満点の点数制。17名の審査員が出した点数の平均点で争われる。コンクールではピアニストたちが弾く課題曲が決められている。ピアノの詩人と呼ばれるショパンは39歳の生涯で200以上のピアノ曲を生み出した。コンクールでは曲の背景を理解しタッチの工夫やリズムの揺らぎなどを自分なりの表現で弾くことが求められる。
島田隼さんはショパンコンクールに初挑戦。6歳でピアノを始め、11歳の時父の転勤でニューヨークへ。高校に通いながら週末はジュリアード音楽院のプレカレッジで研鑽を積んできた。今年7月、大学に入学する直前、トランプ政権が留学生に厳しい方針を打ち出していた。入学への不安を抱えたままコンクールの準備をしていた。指導しているのはエリック・ルー。2015年のショパンコンクールで17歳で4位に入賞した。島田さんは学生ビザを取得しジュリアード音楽院に入学。しかし入学が遅れたため課題が溜まっていた。1次予選4日目、島田さんは自らの練習時間を削って会場にやってきた。師であるエリック・ルーもコンクールに出場していた。
中島結里愛さんは今大会最年少15歳での出場を決めた。ピアノはベヒシュタインを選んだ。多くの参加者がスタインウェイやカワイを選ぶ中、ベヒシュタインを選んだのは2人だけ。中島さんは日本唯一の国立の音楽高校に通っている。中島さんはこの春、ふるさと岡山から東京に引っ越してきたばかり。父は単身赴任中。母・千香さんは仕事を辞めて娘を支えることにした。
ワルシャワ入りをした中島さんは日本で考えてきた様々な表現をどれにするかまとまらないでいた。1次予選5日目、中島さんは食事を全然食べていなかった。中島さんの直前に登場したのは中川優芽花さん。
島田さんの練習は1日12時間。1次予選最終日、ワルツ第1番 「華麗なる大円舞曲」を演奏した。1次予選を通過したピアニストは苗字のアルファベット順に呼ばれる。島田さんは呼ばれなかった。中島さんも2次予選への通貨は叶わなかった。中川優芽花さんは1次予選を通過した。
中川さんが世界に注目されたのは4年前。ヨーロッパの権威あるコンクールに出場し優勝した。周囲からの厳しい批評や注目されるプレッシャーに思い悩む日々が続いた。その後、中川さんはグルズマン教授のもとで表現を追求した。情感を表現するには体の使い方も重要。中川さんがショパンを演奏するうえで大切にしていることが感情だ。2次予選3日目、演奏するのはショパンが体調を崩す中で作曲したと言われるプレリュード。3次予選に進めるのは40名中20名だが、20位と21位の点差はわずか0.062ポイント。
3次予選を経て11名がファイナルへ進んだ。そのうち2名が日本人ピアニスト。島田さんの師であるエリック・ルーもファイナルに。エリック・ルーが優勝した。次のコンクールは5年後。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年8月20日放送 10:05 - 10:50 NHK総合
街角ピアノ(街角ピアノ)
シンガポールはマレー半島の南端にある島国で、近代的な町並みに熱帯のグルメ年間1800万人が世界中から訪れる。人気の観光スポットはガーデンズ・バイ・ザ・ベイで一角にピアノが置かれている。
家族旅行中のベトナム人男性がメリー・クリスマス・ミスター・ローレンスを演奏した。
旅行中のドイツ人がピアノソナタ第15番ハ長調を演奏した。
地元在住の家族がカノンニ長調[…続きを読む]

2025年3月18日放送 0:55 - 1:55 フジテレビ
好珍名場面で彩る世界フィギュア2025〜予習復習一気見SP〜(好珍名場面で彩る世界フィギュア2025〜予習復習一気見SP〜)
まずは2010年の高橋大輔選手。バンクーバーオリンピックで日本男子悲願のメダルを掴んだ直後の世界フィギュア。ショート・フリーともにトップに立ち完全優勝。日本男子初の金メダルを掴んだ。続いて2011年、震災の影響によりロシアで代替開催。不安な気持ちは選手も同じ。それでも全日本女王として安藤美姫選手が試合に臨み母国に勇気を届けるためリンクへ。この大会で2度目の世[…続きを読む]

2024年12月30日放送 6:10 - 6:40 NHK総合
耳をすませば耳をすませば2024
魂のピアニストと呼ばれたフジコ・ヘミングは今年4月に亡くなった。フジコ・ヘミングは一時国籍を失ったり、耳が聞こえなくなるなど厳しい試練に直面。しかし、のちに遅咲きのピアニストとして世界中のファンを魅了した。詩画作家の星野富弘も今年4月に亡くなった。星野富弘は24歳の時、不慮の事故で手足の自由を失った。口に筆をくわえて草花を描き、言葉を添える独自のスタイルを確[…続きを読む]

2024年11月28日放送 21:00 - 21:54 フジテレビ
この世界は1ダフル浅田真央 伝説の4分9秒
浅田真央は5歳のときに姉・舞とともにフィギュアスケートを始めた。瞬く間に才能を発揮し12歳ですべての3回転ジャンプをマスター。2002年の全日本選手権に12歳の浅田真央は特例出場し、一躍脚光を浴びた。そして、2005年の全日本選手権で準優勝。この快進撃に真央ちゃんフィーバーが起こった。翌年のトリノ五輪は年齢制限に87日足りずに出場できなかった。その後、日本選[…続きを読む]

2024年11月16日放送 5:40 - 5:50 NHK総合
NHK映像ファイル あの人に会いたい(NHK映像ファイル あの人に会いたい)
ピアニストのフジコ・ヘミングさんは、スウェーデン人の父と日本人ピアニストの母のもとに生まれ、母にピアノを習った。フジコさんは16歳のときに右耳の聴力を失ったが、NHK毎日コンクールに入選した。フジコさんはベルリン国立音楽大学に留学したが、38歳のときに両耳の聴力をうしなった。フジコさんが出演したドキュメンタリー番組が反響を呼び、アルバム「奇蹟のカンパネラ」が[…続きを読む]

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