昔のホーロー看板、ステープラーなどの持ち主は文具ライター・高畑正幸。筆箱で当時の時代背景がわかるという。昭和に流行したアーム筆入(サンスター文具、ポリカーボネート製)は「蔵がふんでもこわれない!」というキャッチコピーで大ヒット。その後マグネットタイプが出てくる。ドラマ「スパイ大作戦」(1966年アメリカで放送され、日本でも放送。最高視聴率25%)が流行り、鍵付きが増えた。70年代後半から多面式筆箱、多機能筆箱が人気になる。しかし値段が高額になっていく。1983年ファミリーコンピュータが発売になり子供たちのお小遣いがテレビゲームへ。またファンシーグッズが増えた。80年代缶ペンケースがブームになる。90年代女子中高生を中心にカラーペンが大流行。布のペンケースが人気になる。2000年代ノートパソコンが普及し、ノマドワーカーがタイムパフォーマンスで仕事ができるよう、立てるとペンスタンドになるタイプが人気。現在は多様化。開けると三角になり取り出しやすいものもあり、推し活ブームで透明のペンケースが大人気。