TVでた蔵トップ>> キーワード

「ノースカロライナ大学チャンピルヒル校」 のテレビ露出情報

米国東部ノースカロライナ州は、米国でビジネスに最適な州に去年、おととしと2年連続で1位に選ばれていて、全米でトップクラスの研究機関などが集まり、日本からも医薬品ビジネスの進出や投資が相次いでいる。州都ローリーの西側に広がる一帯には、テクノロジーやライフサイエンスなどの分野に強い3つの大学(デューク大学、ノースカロライナ大学チャペルヒル校、ノースカロライナ州立大学)を結んだ三角形を中心に企業などが集まり、リサーチトライアングルと呼ばれている。先端的な企業7000社以上が進出。法人税率は2.5%と法人税を課す全米の州の中で最も低く、補助金が充実していることも企業にとって魅力。
この地域には、日本の医薬品事業を行う企業の進出や投資も相次いでいる。アステラス製薬はおととし、施設をオープン。人の遺伝子を体内に投与し、まれな病気を治療する遺伝子治療に必要な薬の実用化を目指している。医薬分野に力を入れる富士フイルムは、米国で医薬品の製造を受託する事業を行っている。およそ30万平米ある建設現場では、バイオ医薬品の製造施設の建設が進んでいる。施設全体の投資額は3800億円を超え、バイオ医薬品の受託製造施設として、生産能力は全米で最大規模になる。施設内にある高さ8メートル、2万リットルの巨大な培養タンクは、来年稼働予定。製造されるのは、がんやアルツハイマー病などの治療に期待される抗体を活用した抗体医薬品。がん細胞やウイルスなど特定の物質をピンポイントに攻撃し、正常な細胞への影響を低く抑えられるため、効果が高く副作用が少ないことが特徴。こうした抗体医薬品を含むバイオ医薬品の市場規模は世界で75兆円余り。そのうちおよそ3分の1を占めるのが米国の市場だという。

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.