ことしのノーベル平和賞に選ばれた日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)は、来月10日にノルウェーのオスロで開かれる授賞式に被爆者など31人が出席する予定。きょう午後、都内で会見を開き、授賞式に出席するメンバーの渡航費用や宿泊費などを募るため、クラウドファンディングを始めたことを発表した。ノーベル委員会が負担するのは授賞式に登壇する3人の代表委員の費用だけで、ほかのメンバーは渡航費と宿泊費で1人当たりおよそ50万円かかる見通しで、介助や通訳を行う同行者の費用も必要なため、本人たちだけで負担するのは限界があることから1000万円を目標に協力を呼びかけている。