北朝鮮のキム・ジョンウン総書記はロシアのプーチン大統領と会談し、大統領はウクライナへの軍事侵攻で不足する弾薬の調達先として北朝鮮を重視する。両国は反米で一致しているが、ウクライナ情勢の動向などで関係は変化することもありうるという。この地球上、社会主義を標榜するのは中国、ベトナム、キューバ、ラオス、北朝鮮のみ。日本はベトナムとは50年以上前、当時の北ベトナムと国交を樹立し、今では安全保障などで協力関係を深めている。ベトナムは北朝鮮の他、アメリカとも関係を築き、過去には米朝首脳会談もハノイで開かれた。だが、交渉は決裂し、北朝鮮は反米姿勢を明確にし、ウクライナへ軍事侵攻するロシアを全面的に支持している。磯崎敦仁教授は「日朝関係は圧力、制裁で事態を打開できるわけではなく、思い切った政治的決断による外交的解決を模索しなくてはならないし、国民世論の理解を得る努力も必要」などと語った。