平野氏のマーケット解説。今日はハイテク株を中心に買い戻され、日経平均株価は一時600円を超えた。先週末に発表されたJPモルガン・チェースなど金融株の決算が予想を上回り、ダウの上げ幅は一時400ドルを超えた。イスラエルとハマスの衝突で中東情勢が緊迫化する中原油先物が低下したことも好感された。10月のニューヨーク連銀製造業景況指数はマイナス4.6と9月を下回った。NY株の上昇を見て欧州株も概ね堅調だった。日本株は安値圏で引けて一時下げ幅は750円を超えた。今日の日経平均はNY株の反発で買い先行から始まったがガザの人道支援が手詰まりとなる中でなかなか上げられない雰囲気。しかし朝方は大きな上げとなった。世界情勢の不安から日本株に対する評価が次第に高まっている状況。日経平均は伸び悩んでいる。今日は米国の景気指標などがたくさん出るがその中でも注目はアメリカ9月の小売売上高で、予想は前年同月比0.6%から低下するとなっている。住友不動産はインドでの不動産開発が報じられ3日ぶりの反発となっている。