ハマスの最高指導者・ハニヤ氏は30日、”ガザの休戦案を受け取った”とした上で、人質の解放と引き換えに6週間とされる休戦案を”エジプト・カイロを近く訪問し協議する”と明らかにした。ニューヨーク・タイムズによると、提案されたのは”6週間の休戦と引き換えに、ハマスが一部の人質を解放するとともに、イスラエル側も収監中のパレスチナ人を釈放する”という案だ。ハニヤ氏は、”優先するのは完全な戦闘終結とイスラエル軍のガザ地区からの撤退、パレスチナ人の釈放”としている。一方、イスラエルのネタニヤフ首相は30日、「ハマスのせん滅まで、軍はガザ地区を離れない」と話すとともに、「何千人ものパレスチナ人を釈放するつもりはない」と強調している。一方、政府は去年10月と11月、イスラエルからの退避を希望する日本人らを自衛隊機で輸送し、その後も自衛隊機がヨルダンなどに待機していたが、きのうまでに全ての機が日本に戻ったことがわかり、国内待機に切り替えるそうだ。