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「ハマス」 のテレビ露出情報

ここからは宗教学・思想史が専門の加藤さんに「トランプ政権と宗教」「イラン攻撃と福音派」「アメリカ国民の“イスラエル支持”変化」について解説いただく。まず1つ目から。去年1月の就任後、トランプ政権内では「宗教色が強まっている」という見方が強まっている。去年2月にホワイトハウス内に「信仰局」が設置されたが、これは宗教団体と連邦政府との橋渡しを担う組織。さらに大統領令で「宗教自由委員会」を設置した。これは信教の自由を擁護・強化したものだが、ほぼキリスト教徒で構成されている。また、今週には首都・ワシントンの大規模な宗教イベントにトランプ大統領ら政権幹部らがビデオメッセージを寄せ、キリスト教の価値観を重視する姿勢を強調した。加藤さんは「アメリカは元々キリスト教が多く、いまでも6割くらいがキリスト教徒と言われているので、キリスト教を強調することはそこまで問題ではないが、他者(他宗教)を排除するようなことは大きな問題。トランプ大統領の岩盤支持層に保守的な白人福音派と保守的なカトリックがいるが、彼らはリベラルな政策をすごく嫌う。例えばジェンダー問題や同性愛問題など、保守的な政策を打ち出すことでそういう人たちの指示を得て、必ずトランプ大統領がどんな方向に向いていても支援してくれる岩盤支持層を狙っているんだと思う。アメリカは60年代頃まで人種差別が結構あったので、人種平等などがどんどん進み、軋轢を受けるのが白人層となる。伝統的なキリスト教感を持つ人達もそういうプレッシャー受け、リベラル化せざるを得ない。そこに鬱憤が溜まっていたが、トランプさんがやってきて劣勢になっていた伝統的な価値観・キリスト教徒たちを擁護する味方となり、『リベラルは嫌い』という形で彼が守るので、福音派も保守的なカトリックもトランプさんがやっていることに賛同し、翼賛する形になっている」などと説明した。
2つ目は「イラン攻撃と福音派」。福音派はキリスト教プロテスタントの中のグループ。聖書の教えを重視し、伝統的価値観を重視。人工妊娠中絶や同性婚に反対し、伝統的な家族観を大切にする。アメリカ国民の4分の1近くを占め、最大の宗教勢力とも言われる。トランプ大統領の重要な支持基盤でもある。福音派ではイラン攻撃を指示している人が多いが、その理由について加藤さんは「いくつかあると思う。一般的な世論調査で白人・福音派だけを見ると約6割が『イスラエルが神の予言の成就により国となった』と考える層。イスラエルを守るのはある意味で神学的な意味もある」などと話した。イランに撃墜された戦闘機の乗員が救出された際、ヘグセス国防長官は「乗員は“受難の日”の金曜日に撃墜に遭い、土曜は洞窟や岩の間に身を潜めていた。そして日曜“復活の日”の夜明けとともにイランを脱出した」と述べた。これは聖書のストーリーになぞらえたもの。加藤さんは「キリスト教にとって一番大切なお祭りはクリスマスではなくイースター=復活祭。そのタイミングに合わせて米軍のパイロットがイエスのようになぞらえられてこのようにヘグセス国防長官に語られるということは、キリスト教を“軍を守ってくれるもの”として使っている。本来は多様な宗教者たちがいるはずの米国軍をキリスト教一色にしてしまうことで、キリスト教の支援者たちの支持を得ようとしている」などと話した。
視聴者からの「福音派ととMAGA派の共通理論とは何でしょうか?」との質問に加藤さんは「必ずしも全員が一致する訳では無いが、多くの福音派の方は多分MAGA派として“アメリカファースト”になっている人たちで、MAGA派の中にも信仰を持っている人たちもいる。そこには福音派だけではなく保守的なカトリックの方もいると思うが、彼らに共通する考えが唯一何かというと『神はアメリカのために存在している。アメリカは神によって守られている』という確固たる信念が両者に共通していると思う」と説明した。
3つ目は「アメリカ国民の“イスラエル支持”変化」。アメリカ国民のイスラエル支持は全体的には下がっているが、福音派においては逆行する形となっている。加藤さんは「彼ら(福音派)は聖書を文字通り信じる人達なので、聖書の中に“イスラエルを祝福する民が祝福される”と書いているものを文字通り取り、イスラエルを守り続けなければならないし、1948年にイスラエルは建国されるが、それこそが旧約聖書に語られるもので、『いつの日かユダヤ人がパレスチナの地に集められ国を再興する』という予言があるが、それが成就したと文字通り信じている。15日に出演した佐橋亮さんからの「知のリレーは」「福音派は中国の台頭をどう捉えていますか?」。加藤さんは「地政学的な観点から福音派の人たちは考えたりしないので、そういう意味では大国の台頭はそれなりに受け止めていると思うが、彼らが一番重要視するのは、中国国内におけるキリスト教徒たちの弾圧。特に習近平政権になってからキリスト教徒たちの弾圧は強まっていて、近年でも牢獄に入れられている牧師や聖職者などがいる。それに対し福音派のいくつかの団体はトランプさんを通して中国政府に対し、解放するように、宗教の自由を認めるようにと熱心に活動している」などと話した。
あすは国産の生成AI開発を手掛ける「Sakana AI」で国際政治アナリストを務める石井順也さんをゲストに迎える。加藤さんから石井さんへの質問は「イラン戦争に対するリアクションで、MAGA派のインフルエンサーと一般の人々でどのような違いがありますか?」。

他にもこんな番組で紹介されています…

2026年6月24日放送 18:00 - 18:10 NHK総合
ニュース(ニュース)
国連人権理事会の調査委員会は23日、ガザ地区での子どもに対する暴力や犯罪について報告書を発表した。報告書では、イスラエルとハマスの戦闘が始まった2023年10月から2年間でガザ地区で2万人以上の子どもが死亡し、イスラエル側は無人機などを使って直接子どもに向けて発砲したり、破壊力の大きな兵器で多くの子どもがいる住宅や学校などに向けて幅広い攻撃を行ったりしたと指[…続きを読む]

2026年6月22日放送 22:00 - 22:45 NHK総合
映像の世紀バタフライエフェクト(映像の世紀 バタフライエフェクト)
1943年。第二次世界大戦の時のアメリカ・ニューヨークでは同胞のユダヤ人の危機を知らせるために作った舞台「We Will Never Die」が話題になったという。その後、ドイツのユダヤ人強制収容所は解放されていき、ホロコーストの実態は想像を超えていたという。そしてユダヤ人が平和に暮らせるようにというシオニズム運動が始まり、彼らはパレスチナへ向かった。しかし[…続きを読む]

2026年6月11日放送 10:05 - 10:55 NHK総合
キャッチ!世界のトップニュースワールド EYES
イスラエルによるヨルダン川西岸への入植活動の実態を特集。ガザ地区とヨルダン川西岸地区を巡りパレスチナ側は将来のパレスチナ国家の領土と位置づけているがイスラエルネタニヤフ政権はパレスチナ国家樹立に反対姿勢を鮮明にしヨルダン川側西岸へのユダヤ人の入植活動を推し進めている。極右政党などとの連立政権発足から3年半足らずの間に103の入植建設を承認、総数は政権発足前の[…続きを読む]

2026年6月5日放送 4:15 - 5:00 NHK総合
国際報道辻’s ANGLE
海上交通の混乱に直面しているスエズ運河を取り上げる。海上輸送される原油だけを見ても約10%がここを通過する。しかし、3年前にガザでの戦闘が始まって以降、フーシ派による船舶への攻撃の懸念から紅海を避けるようになっている。バドル・アブデルアティ外相は、「スエズ運河を通航する船舶は約70%減りました。損失は105億ドルを超えます」と話し、航行の自由は保障されるべき[…続きを読む]

2026年6月1日放送 1:28 - 2:28 TBS
ドキュメンタリー「解放区」万博と分断 イスラエルとパレスチナ 声は交わるのか
2025年10月9日、イスラエルとハマスは和平案の第1段階に合意。オフェルさんのもとに仕事を終えたラファットさんが向かう。オフェルさんはパレスチナ人も皆戦争を望んではいないと話した。オフェルさん曰く万博はパレスチナの人々と出会えた貴重な場所だったという。万博は終わりを迎えようとしていた。
ラファットさんはヨルダン川西岸地区に戻っている。家の目の前には分離壁[…続きを読む]

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