世界4大雪まつりの一つ、中国・ハルビン氷祭り。40年続くイベントで200万人以上が訪れる。ハルビンでは冬季アジア大会も始まり過去最多となる34の国と地域の選手たちが参加。IOC(国際オリンピック委員会)バッハ会長も訪れ大会の成功に期待を語った。中国ではウインタースポーツの人口が5735万人に上り年々増え続けている。中国のSNSには多くの動画が。スキー場の検索数も増え続け前の年より100倍増えた施設もある。きっかけは2022年の北京オリンピックだった。「氷と雪は金山銀山」という習主席の言葉どおり「氷雪経済」の市場規模は拡大。去年は1兆元、およそ20兆円で政府は2030年には30兆円を目指している。こうした中、今年の経済政策では消費を活性化する柱の一つとして「氷雪経済」を積極的に発展させるとした。政府の支援は、新たな観光地の建設だけでなく設備の更新から装備品まで、産業全体の多岐にわたっている。北京市内で開かれたスポーツ用品の展示会。国内外から60社以上が出展していた。日本企業のスキー用のワックスで日本国内トップシェアのガリウム。日本ではスキー人口が減っている中、スキー人口が増えている中国に期待している。日本企業の進出を後押ししているのがJETROだが、まだまだ課題もあると指摘する。ガリウム・佐藤純一営業統括部長、ジェトロ・北京事務所・亀山達也副部長は「サービスレベルの工場は必須」とコメント。