就任後初めての外遊に出た台湾の頼清徳総統が経由地の米国ハワイを訪れた。マーシャル諸島をはじめ外交関係のある太平洋島しょ国を訪問する予定の頼総統は、経由地として最初に米国・ハワイに到着した。台湾メディアによると頼総統は博物館のほか政府機関である「ハワイ州緊急事態管理庁」を訪問。自然災害への対応などについて意見交換したという。帰りにはグアムを経由するとしていて、中国との関係が緊張する中、米国を重視する姿勢を見せた形。これに対し、中国外務省は「いかなる理由であっても米国を訪問することに断固として反対する」との報道官のコメントを発表。米国に対し抗議したことを明らかにしたうえで対抗措置をとる可能性を示唆した。