埼玉・所沢市の食料品専門店では約200種類のふりかけが並んでいる。ふりかけの全国の売上高はここ数年ほぼ横ばいだったが、一昨年からは急上昇。今年度は過去最高の600億円を超える売り上げが出ると予測されている。一番人気は「いか昆布 袋入」。生タイプの「ゴロっと北海ホタテの焦がし醤油ふりかけ」は北海道産の干し貝柱と青森県産の水煮の2種類を使い、炉端焼きのような味を楽しめる。また手軽に店の味を再現できるふりかけも人気。1782年創業の老舗「新橋玉木屋」では、世界各国の料理を江戸時代から受け継ぐ製法で再現した「世界のふりかけ」が販売されている。日本生まれのふりかけは外国人にも人気。47都道府県のご当地ご飯のお供が勢揃いしている専門店でもふりかけは大人気だという。