「それ犯罪かもしれない図鑑」が異例のヒットとなっている。「ハイキングで訪れた森林で、美味しそうなきのこが生えていたので、きのこ狩りをして家に持ち帰った」は、森林窃盗罪になることがある。山や森林には必ず所有者がいて、そこにある植物や昆虫などの生き物、岩や砂利などを許可なくとることはできない。公園など公共の場所では窃盗罪になる可能性がある。「おつりをもらったら100円多い。気づかないふりをして持って帰る」は、詐欺罪になる可能性がある。気づかないふりをした場合、積極的にウソをついて相手をだまし金品を奪う行為とみなされる。気づかないで受け取った場合は罪にはならない。気づいたら店員に伝える義務がある。どうしてこういったことを図鑑にしたのか、企画した金の星社の野村茂樹さんに話を聞いた。「図鑑形式は事例を多く入れられ、気になるところだけ気軽に読めるのが良いところ。ネットやSNS時代、短時間で読めるものが大人も子どもも読みやすいのでは」と考えたそう。図鑑のヒットについては「今はちょっとした被害も加害も、動画や画像でネットに残る時代だからこそ、親が子どもに備えさせることの大切さを感じたのでは」と捉えているそう。子どもと犯罪に関する書籍としては金の星社では、子どもたちが知らない間に法に触れないよう、加害者にならないよう、実際にあった闇バイトに警鐘を鳴らすマンガも出版している。
