米国みずほ証券・兼松さんは「現在は4-6月期の「フォーム13F」がアメリカ当局に提出され、その内容が開示される時期。主要な投資ファンドの運用状況を示すものだが、その中でも注目されるのが投資会社「バークシャー・ハサウェイ」の運用動向。年初にCEOを退任した著名投資家のウォーレン・バフェット氏の後任として就任したグレッグ・アベル氏の動向・運用スタイルに注目している。バークシャーが8日に発表した4-6月期決算では約45億ドル相当の自社株買いを実施したことが明らかになった。前四半期での自社株買いは約2.35億ドル程度であったことを考えると経営陣が今の株価水準は割安と考え、積極的になっていることが特徴といえる。大きかったのは「アルファベット」の株式保有の買い増し。報告書によるとアルファベットは6月末時点で378億ドルでアップルやアメリカン・エキスプレスに次いで3番目に大きい額となった。これでコカ・コーラを上回り最も重視する銘柄の1つとなったが、この巨額投資を主導したのがバフェット氏だと言われている。アベルCEO体制に移行したあともまだバフェット氏が投資判断等に十分に関与している模様だ。新体制のもとで資金を投資に戻し始めている。バークシャーはこれまで14四半期にわたり米国株を売り越ししていたが、今回第2四半期には15四半期ぶりに米国株を買い越ししていた。アメリカとイランの戦闘が始まった2月末以降、S&P500指数が底値をつけたのが3月末で、その後4月頭から始まった株価上昇局面で押し目買いの波に乗っていたことが分かる。今後、アベル氏は“投資の神様”とも呼ばれるバフェット氏を超えることができるのか。ポートフォリオマネージャーとしての腕の見せ所となっている。」などと伝えた。
