姫野擁する日本はあさってワールドカップ3度の優勝を誇る強豪・ニュージーランド、オールブラックスと対戦。そんな日本を率いるのは約9年ぶりに復帰したエディー・ジョーンズヘッドコーチ。2015年のW杯で南アフリカから歴史的大金星をあげた名将。今回は若手選手を中心とした新体制で挑む中、ベテランとなった30歳の姫野は新チームについて「見渡す限り僕より年齢が下の選手しかいない。2大会W杯を経験して、自分が課せられる役割も大きくなる。1年ぶりの代表復帰なので気持ち新たに臨みたい」と語る。そんな姫野と言えば相手からボールを奪う「ジャッカル」が代名詞。2年前、今まで日本が公式戦で一度も勝ったことがないニュージーランド相手にも炸裂。敗れたものの、最小得点差となる7点差まで迫った。2027年のW杯で史上初のベスト4を目指す新生エディージャパンが瀬カウィの強豪たちに打ち勝つため新たに掲げた戦術が「超速ラグビー」。これまでよりさらに素早いパス回しや瞬時の判断でトライを奪う日本の強みを活かした戦い方。あさっての相手・オールブラックスも日本の超速ラグビーを警戒している。姫野選手は「日本のラグビーはここ数年で本当に数段とレベルが上っているので、自分たちの持てる力を100％・120％常に出し続ける準備をして試合に臨みたい」と語る。