旅客機衝突から1時間40分、パスクアーレ・ブゼッリさんのいたノースタワーは崩壊した。彼が1た場所は瓦礫の山に。パスクアーレ・ブゼッリさんは生還した。彼は崩壊の瞬間、階段の踊り場の隅にいたが、階段は建物の中心にあり瓦礫の下敷きにならずに済んだという。それでも70m下に打ちつけられたが、気流の流れが衝撃を和らげた可能性があるという。ただ生還したとはいえ、身動きは出来ない。そこに消防士が、発見された彼は生存者であることがわかり驚かれた。パスクアーレ・ブゼッリさんは妻に電話を入れる。彼の負傷は右足の骨折のみ。ビルの崩壊から16時間後、かれは帰宅した。しかしそんな彼を苦悩が襲う。