本日の開拓者は山梨大学大学院総合研究部の中村勇規准教授。花粉症などのアレルギーの根治を目指す薬を開発している。アレルギー性鼻炎を発症したマウスに開発中の薬を投与すると、くしゃみをしなくなった。体内に1兆個あるマスト細胞がヒスタミンを分泌し、アレルギー反応が出る。従来の薬はヒスタミンの作用を抑制するが、開発中の薬はマスト細胞をなくす。服用をやめれば約2か月で復活する。開発中の飲み薬MOD000001は、すでに人間の細胞で実験を行っている。花粉症を根治できる可能性があり、2030年代前半の実用化を目指している。国民の2人に1人が花粉症で、労働力低下による経済損失は1日2450億円。医療費削減も期待される。
