中国・北京で車いすを利用して暮らす洛洛さん。中国における障害者をめぐる社会の状況は2度のパラリンピックを経ても変わっていないという。洛洛さんは学校に通ったことがなく読み書きは両親から教わった。中国の障害者の総数は8500万人。中国政府によると9割以上が学校に通っているとされるが実態は不明だ。就職率は、1割程度に留まるという。中国政府は、日本に視察団を派遣し、障害者の教育や社会参加について知見を共有する取り組みも行われている。洛洛さんは路上で自分の人生について書いた本を売っている。いつか小さなカフェをオープンし全ての人が隔たりなく交流する場所を作ることが洛洛さんの願いだ。