フランス・パリ五輪まで2か月。史上初めて競技場の外で行われる開会式のテロ対策。パリから半径150kmが5時間以上飛行禁止空域に。シャルルドゴール空港を含む3つの空港も閉鎖。開会式の1週間前から会場の周囲に設けられる入場制限エリア「SILT」。立ち入るためには身分証明書や顔写真などの事前登録が必要で、住人も例外ではなく労働者や観光客も対象。開会式で警察官ら4万5000人とともに現場で対応にあたる民間の警備員。大会全体では2万2000人が必要と見込まれている。まさかの事態への備えも。セーヌ川以外で開会式を行う代替案もある。内務省五輪担当広報官・カミーユシェーズは「仮にプランB、Cとなったら従来の会場、例えばスタジアムを選ぶことになる。規模が小さくなるので7月26日に向けセーヌ川の治安対策の方に全力を注いでいる」など話した。