パリ五輪まで1週間。団体総合で2大会ぶり金メダルを目指す体操男子日本代表が事前合宿地のフランス・リヨンで公開練習を行った。東京五輪の個人総合と種目別鉄棒で金メダルを獲得したエース橋本大輝。5月に負傷した右手中指は回復し順調な仕上がりを見せた。「時差に関しては慣れてきたので体調の方もいいですし、チームの目標として金メダル取りにいけるように、最後まで得点0.1を拾う練習をしていきたい」と話した。以前取材した際にはバランスボールの上でお手玉をするというトレーニングを見せてもらった。この練習で着地がピタリと止まるようになったそう。その理由について「体操って動作をしながら着地に向かうので、あえて動きをつけた上で童心が揺れないように、お手玉でもしてみようかなと」と話していた。平野は「バランスボールの上でお手玉というのは不安定な物の上で動きをするということだが、私も不安定なボードに乗って目を動かしたりというトレーニングをよくやっていた。スポーツをする上で自分の体の軸を安定させるとか自分で自分の体をコントロールするのは重要」等とコメント。