スケートボード男子ストリート決勝で、東京五輪金メダリスト・堀米雄斗が大逆転で2連覇達成。「最後まで信じてやってこれて、最後に実ってすごくうれしい」と話す堀米。45秒間自由に技を繰り出す「ラン」と1つの技を披露する「ベストトリック」で得点を争うこの競技。安定した演技で予選を4位で通過した堀米。決勝では1回目に89.90の高得点をマーク。また、予選3位の白井空良選手も1回目に90.11をマーク。この時点で日本勢が1・2位だったが、その後演技を行ったアメリカ代表が上回り、勝負の行方はベストトリックへ。堀米選手は東京五輪でも予選では6位と出遅れていたが、金メダルに輝いた。また、パリ五輪代表選考でも出遅れていたが、逆転で代表を勝ち取った。こうした中迎えたベストトリック。1本目に94.16を叩き出した。続く白井選手も93点台を出し、勢いは日本に。しかし、ライバルのアメリカ勢も90点台を叩き出し総得点でアメリカが1・2位を譲らない展開。ここから堀米選手は着地が決まらず、順位が後退。ラスト1本で金メダルには96.99以上が必要な状況となった。堀米選手は97.08を叩き出し見事優勝。2位との差はわずか0.10。