初のメダルを獲得したフェンシング女子フルーレ団体の選手が登場。カナダとの準決勝、残り50秒で1点差だった。上野選手は「中盤以降、日本がリードできる形だったが点差を離しきれない状況で緊張感持って試合をした。最後、3点差で回ってきて逃げ切ろうという気持ちで戦った」などと語った。1点差を守りきり上野選手の元に駆け寄り喜ぶ姿が印象的だった。初のメダルを獲得し宮脇選手は「本当にやったんだという思いになった。3年間、ワールドカップではメダルを獲得していて期待はたくさんあったと思う。一方で、約束されたものではないので、その中で期待されたものを掴み取るができホッとした」などと語った。2017年から指導するフランク・ボアダンコーチにより勝利への執念を植え付けられてきた。個人戦は敗退しているが東選手は「個人戦でもメダルを目指していたので、すぐには切り替えられなかった。翌日とかにコーチに声を掛けてもらい団体戦は絶対に取りに行く、勝つために来たと言われスイッチが入りやる気になった」などと語った。菊地選手はリザーブで個人戦出場していない中で、3位決定戦に臨んだ。「団体戦の日はいつ出てもいいように準備していて、3位決定戦前に前もってコーチから言われていたので心の準備はしっかり出来ていて交代しても自分が点数を取りに行く気持ちで挑むことができた」などと語った。フルーレは相手の胴体を突くと得点がもらえる種目。東選手が柔軟性を活かし、相手の得点を防いだ。フェンシングの会場は歴史的建造物のグラン・パレ。宮脇選手は「素晴らしい場所で、またフェンシングに親しみあるフランスの国民の前でオリンピックを体験できた、メダルを獲得することができたのは一勝に一度あるかないかの体験。素晴らしい時間を共有できて嬉しかった」などと語った。