パリオリンピック卓球女子シングルス3位決定戦。早田ひな選手が涙の銅メダルとなった。この一戦を現地で上田・萩野が観戦していた。日本から早田選手の母校・希望が丘高校から声援を送る。相手は韓国のシン・ユビン選手。バックハンドでミスが出て第1セットを奪われる。銅メダルへ早田選手は特別な思いで臨んでいた。第1ゲームを見た元日本代表の松平健太さんは早田選手の状態について「バック側ミスがでている。強打するときのほうが腕が痛い。相手フォアに狙うバックドライブが入るか入らないかで変わる」などと語る。第2ゲーム、松平さんがカギと語るバックハンドが入らない。すると得意のフォアハンドに切り替え炸裂。第2ゲームを奪え返す。第3ゲームでも早田選手のフォアが止まらない。3点のリードを許しゲームポイントを握られる。それでも連続ポイント。松平さんは「サーブのトスの高さを変えた。画面上から消えるくらい高く上げて。相手のタイミングの取り方も変わってきた」などと解説した。第3ゲームを逆転で取り返した。第4ゲームは壮絶なラリー戦の連続。粘るシン・ユビン選手に対し、攻め続けた早田選手。第4ゲームを脱し、銅メダル獲得まで1ゲームとする。