パリオリンピック・体操女子種目別ゆか決勝の銅メダル騒動。全選手の競技終了直後にはルーマニア代表のアナ・バルボス選手が銅メダルと思われたが、アメリカ側が要求した採点見直しが認められ、ジョーダン・チャイルズ選手が銅メダル獲得となった。これによって、男女通じてオリンピック史上初めて黒人選手が体操の表彰台を独占。しかし、翌日にルーマニア体操連盟がスポーツ仲裁裁判所に抗議は採点発表から1分4秒後で、国際体操連盟が定める1分以内を超えていたと提訴。これをスポーツ仲裁裁判所が認めたため、国際体操連盟は得点を再修正し、3位をルーマニアのアナ・バルボス選手に変更した。この瞬間、歴史的な表彰式も記録場は幻となった。アメリカ体操連盟は裁定の見直しを求めるが、スポーツ仲裁裁判所は再検討は認めないとしてこれを却下。先週、アナ・バルボス選手に銅メダルが届いた。アメリカ体操連盟はスイス連邦裁判所を含む、あらゆる手段を追求するとした。専門家は審判団に問題があると指摘。また、スポーツ仲裁裁判所や国際体操連盟の対応にも問題があったという。