近代五種の全日本選手権がきょう開幕する。初めて馬術に代わって障害物レースが採用される。小澤正修解説委員が「近代五種は近代オリンピックの父と呼ばれるクーベルタン男爵が考案したとされる競技で、水泳、フェンシング、馬術、ランニングと射撃を組み合わせたレーザーランといった複数の種目を一人で行い順位を争う。オリンピックで100年以上の歴史があり、パリオリンピックでは佐藤大宗が日本選手として史上初めての銀メダルを獲得し話題になった。馬術がオブスタクルと呼ばれる障害物レースに変更された。もともと馬の育成にかかるコストなどが課題として挙げられていたが、3年前の東京オリンピックで海外のコーチらが思うように動かない馬を叩いて動物虐待ではないかと問題視されたことが影響した。近代五種はその過酷さからキングオブスポーツと呼ばれる一方で、過去にはオリンピックからの除外が検討されたこともある。国内の競技人口は50人程度」とスタジオで述べた。