東地区2位の宇都宮ブレックスに所属し、先月日本代表のキャプテンに指名され注目を集めた34歳の比江島慎選手にバスケットボール解説者・佐々木クリスがインタビュー。比江島選手といえば自他ともに認めるいじられキャラ。しかしコートの中での代名詞は何といっても独特のステップをリズムよく刻んでいく比江島ステップ。左右にフェイントを取りながら相手をかわすも、簡単そうで絶対できない。そして、リーグでも、昨シーズンナンバー1のスリーポイント成功率を誇っていて、中にいてもよし外もよし、今シーズンは34歳にして1試合の自己最多得点も記録を更新した。しかし比江島選手は、パリ五輪のフランス戦で持ち味を発揮できず、途中でベンチに下げられた試合があった。ここが五輪における比江島選手が後悔する「あのとき」だという。試合残り16.4秒、比江島選手はベンチに下げられていた。ここが比江島選手が公開するあの時、フランスにまさかの追い上げをゆるし、日本は競り負けた。比江島は「立ち尽くしていた。コートに立ってサポートできたらと込み上げてくるものがある」などと述べた。パリ五輪も終えて、今、何に取り組もうとしているかについて、比江島は「もっとステップを増やしてバリエーションを増やしたい。緩急でルカ・ドンチッチにように。年齢を重ねても挑戦し続けたい」などと述べた。