世紀の大逆転3位は、パリ五輪体操男子団体。銀メダルに終わった東京五輪の雪辱を晴らすべく臨んだパリ五輪。日本は予選から2位で、東京五輪で敗れた中国を追う展開に。決勝序盤、エース・橋本が落下。2カ月ほど前に指をけがして、治療の間、上手く練習が積めなかったという。吊り輪で得点を伸ばしきれず、日本は5位に。後半に巻き返すも、最終種目・鉄道を残し2位。1位の中国とは、3点以上の差があった。最終種目・鉄棒で、中国が2連続で落下。日本の最終演技者は、エース・橋本。橋本は、けがもあり、練習も自信を持って取り組めなかったから、自分が最後であることが不安だったが、前日のミーティングで「大輝じゃなきゃできない」と言われ、自分が決めるんだと強く思ったなどと話した。橋本の演技で、日本は大逆転を決め、金メダルを獲得した。