パリパラリンピックの開幕まで1週間余り、現地フランスでは紛争などで母国を離れた選手で作る難民選手団の選手たちが合宿をし大会に備えている。難民選手団は2016年のリオデジャネイロ大会で初めて結成、パリ大会では6つの競技で過去最多となる8人の選手が選ばれた。3大会連続でパラリンピック出場となるシリア出身・イブラヒム・アル・フセイン選手は内戦のさなか、銃撃された友人を助けている最中に爆弾が爆発し右足の一部を失った。東京パラリンピックは競泳に出場、今回はトライアスロンに出場する予定だという。フセイン選手は「強い思いがあれば何でも克服できる。世界中に難民の人たちの超えを伝えていきたい」などと語った。