柔道女子48キロ級の視覚障害の重いクラスで36歳・半谷静香選手が銀メダルを獲得。半谷選手は「4大会続けてこられたのは、みなさんのサポートのおかげ」と語った。視覚障害のある選手が戦うパラリンピックの柔道は互いに組み合った状態から試合が始まる。生まれたときから障害のある半谷選手の見え方は光だけが見えて昼間は基本的に真っ白。半谷選手がパリ大会に向けて重点的に磨いてきたのが相手の体の位置を感じる力。これを存分に発揮したのがメダルを確定させた準決勝。研ぎ澄ました感覚で相手をしっかりと認識し得意の担ぎ技で勝負を決めた。決勝で敗れ頂点には届かなかったものの4回目の挑戦で悲願の表彰台となった。柔道はパリ大会から障害の重いクラスと軽いクラスに分かれて行われるようになった。