パリパラリンピックの閉会式で、木村敬一選手と、和田なつき選手が日本選手団の旗手を務めた。今大会、日本は金メダル14個を含む計41個のメダルを獲得。そのうち、車いすテニス男子シングルスで史上最年少の金メダルに輝いたのが小田凱人選手。9歳で骨肉腫を患い、車いす生活に。レジェンド・国枝慎吾選手が競技のヒーローだった。全仏、全英、全豪オープンで次々と優勝して、オリンピック決勝の相手は、世界ランク1位、英国のヒューエット選手。ヒューエット選手が先にマッチポイントを握るという絶体絶命の場面になったが、なぜが小田凱人選手の表情には笑みがこぼれていた。