新作が年間500種類以上も変わり続けるアイス業界ではレジェンドアイスも日々進化。異常な企業努力を続けるレジェンドアイス2選を紹介。「チョコモナカジャンボ」は1972年に発売。ジャンボ職人の渡辺裕之は毎週ジャンボを購入し、買ったチョコモナカジャンボの皮を削り水分値を計測。店頭のモナカの水分値の違いを調査していた。チョコの壁は2023年にチョコモナカジャンボに導入し、モナカの継ぎ目から入る湿気を防いでいる。チョコの壁は渡辺裕之のチームが5年かけて開発。「バニラモナカジャンボ」はチョコモナカジャンボよりアイスのクオリティが高いという。チョコモナカジャンボは乳脂肪分が少なくサッパリした「アイスミルク類」で、バニラモナカジャンボは乳脂肪分が多く濃厚な「アイスクリーム」類を使用。出荷職人の田崎靖朗は生産量や出荷量などを調整。チョコモナカジャンボはパリパリ感を保つため、製造から5日以内での工場出荷を目標。店頭に並ぶ頃にはモナカやバニラが一体になり、一番美味しい状態で購入後は早めに食べるのがオススメだという。日本気象協会と連携し、年間を通して気温と販売データを分析。1瞬間ごとのデータを比較し、作り溜めしないよう細かく生産量を調整している。森永乳業はピノやMOWやPARMで森永製菓はチョコモナカジャンボやビスケットサンドなど乳業と製菓に分かれている。森永製菓はお菓子作りのノウハウで食感を生かしたアイスが多いという。「ジャイアントコーン」は1体の中で味に変化が出るよう調整。歯応えが出るようナッツは飴でコーティングされている。表面とコーンの内側は湿気から守るため表面のチョコとは別のチョコを使用。それにより食べ進むうちに異なる食感が楽しめるという。