オカルト研究家・吉田悠軌がインドネシアの「死ぬために生きる民族」のオカルト儀式を追う旅へ。マネネが終了した後にはシセンバという伝統儀式が行われる。約5000年前、トラジャが土地を先住民から奪い取ったことがもととなっており、家族を守るための戦闘訓練が始まり。200人もの若者が2人1組で手を繋いだ状態で首から下を蹴り合う。取材3日目には世界一豪華といわれるトラジャのお葬式「ランブソロ」を見学。会場には派手な垂れ幕が飾られ、故人の自宅周辺の建物には派手な装飾が。数か月かけ葬式のためだけに建設された特設ブースがあり、故人の顔がデザインされたTシャツをスタッフが身につける。弔問客は数百人規模。生きた水牛を解体し、お葬式を手伝ってくれたスタッフに分配。トラジャでは水牛は天使のようなものと認識されており、生贄として捧げることで、故人と共に送り出すという。