レバノンのイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」はイランの支援を受けて隣国イスラエルとの間で戦闘を繰り返してきた。イランの最高指導者・ハメネイ師が殺害されると先月2日から報復攻撃し、これをきっかけに新たな戦闘が始まった。イスラエルはヒズボラの拠点を中心にレバノン各地を空爆するなど攻勢を強めている。こうした中NHKの取材班は先月末、レバノンの首都・ベイルートに入った。中心部では自宅などを破壊された多くの市民が簡易テントで避難生活を続けていた。避難所となっている小学校にはレバノン南部から避難してきた子ども4人を含む一家6人が身を寄せていた。子どもたちは大きな音を怖がるなど、精神的に不安定な状態になっているという。レバノン政府によるとこれまでに1,345人が死亡し4,040人がけがをしたとのこと。また国連は“100万人以上が住まいを追われた”としていて人道危機が深刻化している。
