東京都はきょう、医師などの専門家がことし春に都内で飛散するスギとヒノキの花粉の量などについて予測した結果を公表した。花粉の量は、過去10年で2番めに多く飛散した去年の8割程度で、例年並みとなる見込みだ。花粉の量が多い日数は、23区では35日程度で、多摩地域では40日程度と、去年と同程度か、やや少なくなるという。飛び始める時期は、早ければ来月8日頃とみられ、例年より1週間ほど早くなる見込みだ。専門家は、今月と来月の気温が例年より高いと予想されていることから、花粉の飛び始めが早まると分析している。都は、マスクなどを着用するなどの対策とともに、花粉症の症状が軽い段階から、早めに適切な治療を受けることを呼びかけている。