アップルは19日、iPhone16シリーズの低価格機種・iPhone16eを発表した。世界でAI(人工知能)を搭載したスマホの販売競争が激しくなる中、従来より価格を抑えることで顧客の取り込みを図る。アップルのティム・クックCEOは「iPhone16eは、iPhone16シリーズの中で最も手ごろな価格。アップル・インテリジェンスをより多くの人に提供できる」と述べた。iPhone16eは、生成AI機能・アップル・インテリジェンスを搭載し、音声アシスタント「Siri」などにChatGPTが組み込まれている。一方でカメラやライトなど、よく使う機能に素早くアクセスできる「アクションボタン」が新たに追加された。カメラが捉えた対象物について、AIが情報を提供する「ビジュアル・インテリジェンス」にも対応。AI機能の利便性が高まっている。ハードウエア面では「モデムチップ」と呼ばれる通信用半導体を初めて自社製に切り替えている。16eの価格:599ドル〜(9万9800円〜)。21日から予約受付、28日から販売開始。