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「ビハインド・ザ・カーブ」 のテレビ露出情報

このほか元日銀理事・早川英男氏がテレビ東京のインタビューに答えた。日銀の理事と言うと日銀法には総裁・副総裁を補佐して日本銀行の業務を掌理、総裁・副総裁に事故があるときは総裁職務を代理とあり、金融政策をはじめ実務の責任者と言える立場にある。植田総裁の1年弱について早川氏は「基本的にうまく政策運営している。総裁になる前に話していたとおりに動いている。イールドカーブコントロールに関しては本音では好きではないのでは。短期金利の引き上げについては「慎重に対応したい」とのことでまさにその通りになっている。」と話した。今回の金融政策決定会合でのマイナス金利解除の可能性については「国会答弁における「チャレンジング発言」でみんな動揺したが、発言は必ずしも金融政策の文脈ではない。あのような言葉は使わないほうが良かったかも。金融政策の文脈でもなかったので急いで12月に動く可能性は低い。タイミングについては本命は4月。意図的な「ビハインド・ザ・カーブ」。来年の春の賃上げは今年並み。もしくはそれ以上だと思うがまだ証拠はない。春闘で証拠を確認してからだと考えるほうがいいのではないか。金融政策は普通は「見込み」で動くが、そこは「慎重に」というリスク・マネジメント・アプローチ。どちらで間違えたほうがコストが大きいか、早すぎて失敗するほうがコストが大きい。私が言う「フォワード・ガイダンス」は「来月実行します」という意味に近い。12月にそのようなことを言って4月まで待たせるのは無理がある。」などと述べた。利上げ局面に入った場合、どのようなペースで利上げすると考えられるのかという質問には「利上げが始まったあとは比較的速やかに3ヶ月毎に0.25%といった勢いで上げる可能性も。そのあとは経済が利上げに絶えられるか見極める必要がある。」などと答えた。また足元では円安に歯止めがかかっているが、一方的な円安トレンドが修正されたことで為替で追い込まれての利上げといったイメージが払拭されると日銀にとっては都合が良いのではないかとのこと。

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