米国大統領選挙に向け、民主党カマラ・ハリス副大統領が正式に大統領候補として正式に指名された。一方、トランプ前大統領は世界的な株価急落を受け、SNSに「カマラクラッシュ、ハリス氏の暴落」と投稿し攻撃を続けている。こうした中、ハリス氏はミネソタ州のティム・ウォルズ知事を副大統領候補に指名した。ウォルズ氏は陸軍の州兵や高校教師などの経歴を持ち、知事として「中間層」を支援する政策を進めてきた。「中間層」は中西部の白人労働者など、トランプ氏の中心的な支持層。検察官出身で、黒人アジア系女性のハリス氏と庶民的な白人男性のウォルズ氏という対照的なコンビで、トランプ前大統領とバンス氏から中間層の切り崩しをねらう。