映画「プラダを着た悪魔」のモデルとも言われているファッション誌「ヴォーグ」の名物編集長が退任することが明らかになった。ファッションのバイブルと呼ばれ世界で最も影響力のあるファッション誌といわれるアメリカ版「VOGUE」の編集長を37年間務めたアナ・ウィンター氏が社内のスタッフに向け26日に退任の意向を伝えたという。ボブヘア・サングラス・最新モードがトレードマークのアナ・ウィンター氏は現在75歳。1988年にアメリカ版「VOGUE」の編集長に就任、映画「プラダを着た悪魔」のモデル説を原作者は否定している。2022年にはファッションショーの最前席にアン・ハサウェイと並んで着席し映画のシーンを彷彿とさせると話題になった。またニューヨークのメトロポリタン美術館で毎年開催されているファッションの祭典「メットガラ」を主催している。メットガラは世界的スターが豪華なドレス姿を披露、ファッション業界で最も重要なレッドカーペットイベントと評されている。アメリカ版「VOGUE」編集長退任後も現在兼任する他の役職にはとどまるというが、CNNは業界で最も影響力のある雑誌が新たな方向へ進む機会になると伝えている。