ワールド・トレード・センターでも特に人気のレストランは南海二號という。ビクトリア・ハーバーを一望することができ、中国らしさと他の国の味をかけ合わせたグルメが楽しめるのが特徴。「金榜醤煮大蝦」はエビのココナッツソース煮込みでありシンガポールのエッセンスを合わせている。香港の人は1人あたりの年間魚介類消費量が約70kgと日本の約22kgを大きく上回り、魚介類にまつわるスラングも多い。大きな頭の海老という言葉は忘れっぽい人と言う意味で、海老は頭は大きいが中身があまり入っていないという考えに由来している。日本料理にアイデアを得たのは「龍蝦湯泡貴妃飯」で伊勢海老などの濃厚スープの雑炊に揚げたご飯を加えて2つの食感を楽しむのが特徴で、濃厚な伊勢海老の味を楽しめる。
続いては、ピーク・トラムという登山ケーブルカーを使ってヴィクトリア・ピークへ向かうことに。1度に210人モノ人が乗車可能で片道1人あたり約1500円となっている。最大傾斜は27度だといい近代的な町並みの中に豊かな自然が広がる景色を楽しめる。そして、396mの標高の頂点にはピーク・タワーがそびえ立つ。夜景を目当てにする人も多く、15の店舗が広がっている。日が落ちるより早めに訪れて買い物や食事を楽しむ人も多いのだという。そして、スカイテラス428からは香港のきらめく景色を眺められる。