イングランドの湖水地方は豊かな自然が広がり動物たちがごく身近に暮らしている。ここを舞台に繰り広げられるピーターラビットの物語はやんちゃなウサギのピーターを主人公に自然の片隅で暮らす動物たちの生活を描いている。作者のビアトリクス・ポターは湖水地方の自然を愛し農場を営み動物とふれあいながら暮らしていた。第19作の「こぶたのブランドのおはなし」にはっかあめが登場。主人公のこぶたのブランドがおやつとして持ち歩く。湖水地方にある街ケンダルではピーターラビットが生まれる前、「ケンダルミントケーキ」というお菓子が誕生。「ケーキ」と名はついているがペパーミントが薫る爽やかな味わいのキャンディのようなお菓子。アーネスト・シャクルトン卿が率いた南極横断探検隊など数多くの冒険家たちがこのキャンディを愛用していた。