石垣島は人口約4万9000人で、70件ほどの農家がパイナップルの生産を行っている。1つの株に対して1つのパインが実るのが特徴で、山城海さんの畑ではパイナップルが日焼けしない程度にするため網で覆う様子が見られた。かぶりつくと汁があふれるジューシーさが特徴だが、この味は沖縄本島から約400km離れた南西にある温暖な気候も引き出す要因なのだという。土は酸性の赤土であり普通畑で使われる中性よりもパインの育成に向いているのだという。苗を飢えてから2年という時間をかけて造られるパインだが、1年目のパインには肥料が欠かせないのだといい、その一方で2年目のパインは肥料を与えないことで葉の養分を吸い上げさせて甘く育てるのだという。オレンジ色に変わったときが收穫の最適時期なのだといい、自ら試食して最適な出荷のタイミングを探るのだという。ある程度葉をむしってからJAの集荷場へ運んでいくのだといい、皮程度でも虫食いが確認されれば規格外品として弾いていき、加工用へ回されるという。