- 出演者
- 天野ひろゆき 塚原愛
沖縄・石垣島のパイナップルはピーチパインと呼ばれて、桃のような香りが特徴となる。石垣島の自然環境を活かした様々な工夫が美味しさの秘訣なのだといい、過程で作れるレシピも紹介される。
沖縄・石垣島のパイナップルはピーチパインと呼ばれて、桃のような香りが特徴となる。パイナップルは国内では全体のわずか4%程度となっているがその大半が沖縄での生産となっている。手でちぎって楽しめるポコット・パインなどもある。そして、ピーチパインは沖縄オリジナルの品種となっている。
石垣島は人口約4万9000人で、70件ほどの農家がパイナップルの生産を行っている。1つの株に対して1つのパインが実るのが特徴で、山城海さんの畑ではパイナップルが日焼けしない程度にするため網で覆う様子が見られた。かぶりつくと汁があふれるジューシーさが特徴だが、この味は沖縄本島から約400km離れた南西にある温暖な気候も引き出す要因なのだという。土は酸性の赤土であり普通畑で使われる中性よりもパインの育成に向いているのだという。苗を飢えてから2年という時間をかけて造られるパインだが、1年目のパインには肥料が欠かせないのだといい、その一方で2年目のパインは肥料を与えないことで葉の養分を吸い上げさせて甘く育てるのだという。オレンジ色に変わったときが收穫の最適時期なのだといい、自ら試食して最適な出荷のタイミングを探るのだという。ある程度葉をむしってからJAの集荷場へ運んでいくのだといい、皮程度でも虫食いが確認されれば規格外品として弾いていき、加工用へ回されるという。
沖縄県では1950年代にパイナップルの栽培が広がり、缶詰の加工用として60年代に繁栄を極めた。しかしその後外国産パイナップルの台頭によって衰退し、90年代にパイン缶詰の輸入が自由化されると沖縄県のパイナップル産業は窮地に立たされた。そこで生食のパインを売り出すことを目指し、当時酸味が強かったパイナップルの品種改良を続け、10年の歳月を経た1999年にピーチパインが誕生した。
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- ピーチパイン沖縄県沖縄県農業研究センター
「パインロール」の調理。一口大に切り分けたピーチパインを鍋に入れ、グラニュー糖を加えて一晩置く。水分が出てきたら弱火で煮詰め、レモン汁とココナツパウダーを加えてパインジャムを作る。パインジャムを春巻きの皮で包み、さらにその上に溶かしバターを塗ったもう1枚の春巻きの皮を巻いて油で揚げて完成。
「パインケーキ」の調理。輪切りにしたピーチパインを鍋に入れ、水とグラニュー糖を加えてコンポートにしていく。ケーキの型を用意し、コンポートしたピーチパインとキャラメルを型に並べていく。ボウルに全卵・生クリーム・薄力粉・細かく切ったピーチパインなどを入れて混ぜ合わせて生地を作り、型に流し込む。160℃のオーブンで30分焼き上げ、型から取り出してピーチパインジャムを塗ったら完成。
スタジオでパインロールとパインケーキの試食を行い、「果肉の食感が残っていてジューシー」、「鼻から抜けていくピーチパインの香りがたまらない」などの感想が出た。
エンディング映像が流れた。
「突撃!カネオくん」などの番組宣伝を行った。