元陸軍の兵士でテレビニュースの司会者を務めたピートヘグセス氏は25日、宣誓を行って正式に国防長官に就任した。かつて兵士としてイラクやアフガニスタンに派遣された経験を持つヘグセス国防長官は就任後初めての挨拶で「国防総省に戦士の精神を取り戻す」と抱負を語った。また「我々は戦争をしたくない」と述べて抑止力を重視する考えを示すとともに「もし戦う必要があれば圧倒的な力で敵を撃破する」と強調した。ヘグセス氏は過去の性的暴行の疑惑などが問題視されたほか、歴代の国防長官と比べて経験不足が指摘されていて閣僚人事を審議する議会上院ではわずか1票差で承認された。