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「ファトマ・ハソーナさん」 のテレビ露出情報

パレスチナのガザ地区ではイスラエルの軍事作戦が続いていて、犠牲者は5万6千人を超えている。フォトジャーナリストのファトマ・ハソーナさんは、ガザ地区で生まれ育ち今年4月にイスラエル軍の攻撃によって亡くなった。その後ドキュメンタリー映画がカンヌ国際映画祭で上映され注目を集めた。ファトマ・ハソーナさんは、SNSなどを通じ自らが見たガザ地区の厳しい現状を世界に発信してきた。ドキュメンタリー映画を製作したイラン出身のセピデ・ファルシ監督。自らガザ地区で撮影出来ないため、映画は1年間にわたるオンラインでのやり取りや、ファトマさんが撮影した動画や写真などで構成。イスラエル軍とハマスによる戦闘が始まって以降、ファトマさんの周りでも命や日常が破壊され閉塞感が増して行ったことなどが綴られている。ファトマさんは人道状況の悪化についても語っていた。撮影した写真などからは、ファトマさんが子どもたちに心を寄せていたこともわかる。厳しい状況に置かれた子どもたちの表情を数多く捉え、将来を懸念していた。イスラエルによる攻撃で犠牲者は増え続けるガザ地区。ファトマさんは自分も死ぬかもしれないとわかっていたがガザ地区を離れることはなかった。完成した映画がカンヌ国際映画祭で上映されると決まったと聞いた翌日、ファトマさんはイスラエル軍による攻撃で命を落とした。それから1ヶ月後、映画を見た観客は立ち上がって大きな拍手を送り続けた。映画の終盤、「すべてを記録し続け子どもたちに私がどう生きていたか、どのような困難をくぐり抜けてきたか伝えなくては」などとファトマさんの子どもたちへの思いが溢れた言葉があった。映画は日本では秋以降に上映されるという。

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