東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」は来月6日スタート。パークの入園料に追加して別のチケットが必要。「ファンタジースプリングスマジック」は2万円を超える。背景にあるのはコロナ禍を経て東京ディズニーリゾートが変更した運営方法。入園料だけでなく追加料金を支払うことで待ち時間の短縮などが可能になった。こうした方法が個人の満足度を向上させている。大阪のユニバーサルスタジオジャパンも同様にアトラクションの待ち時間が短縮できるチケットを販売。桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授・山口有次は「コロナ禍ですいたパークを体験したゲストが非常に満足度が高かった。ある程度ゲストの数を絞った方がビジネス的には向上できるのではと多くのテーマパークが認識」、インバウンドも増える中での今後については「入場者をある程度絞りながら単価で稼ぐ方向を向いているのでチケット代だけでなく飲食、物販、ホテル代も含めた総合的な単価を上げていく方向をにらんでいる」と指摘。